お盆休みの真っ只中に出かける、なんてことは、長らくしたことがないのだけれども、今年は山荘にお誘いをいただいたので、思い切ってお出かけ。名古屋はあまりに暑いもん。避暑気分で。
8月13日
9時過ぎ、家を出発。名古屋高速→名神→東海北陸道のルート。待ち合わせ場所の長良川PAには、早く着きすぎる予感で、手前の川島SAに入る。
ここは、昨年、子ども会の遠足で来た。子どもが遊ぶにはもってこいの、整備された川があり、噴水があり・・・。今日は、山に行く前に濡れるわけにもいかないので、見るだけ~。
合流後、 高鷲インターまでノンストップ。途中、美濃インターから郡上八幡まで大渋滞。ぐえぇぇ。お盆だしねぇ。帰省?山川遊び?あとで知ったことだけど、13日の夜から、郡上おどりが始まったんだそうだ。それも関係あるかも。
お昼ごはんも食べないまま、2時半ごろ、高鷲インター。「ただいまの気温:32度」って、涼しくないのかー?インターからは割りとすぐに別荘地に到着。山に登れば、さすがに気温は下がったけれども、爽快とまではいかないくらいで。
山荘のウッドデッキにて
ロフト。子どもはこういうところ、好きだよね
川島SAで買ったメロンパンをかじり、お部屋の掃除。蜂や蜘蛛や分からない虫の屍骸が、床にいっぱい落ちてるのよ。留守の間、窓を閉めてあったのに、換気扇や何かから入ってくるのだろうか・・・
掃除中、男軍団は山を散策。虫取りするんだー!と、たもとかごを持って。カブトムシがわんさかいると、別荘の持ち主に聞いていたんだけど、昼間だしね。バッタ類くらいしか見当たらず。
別荘地帯に至る山道があまりに険しく、また、同じような建物が並んでる上、目印も何もないから、暗くなったらたどり着けないだろうなぁ。ということで、明るいうちに、近くの日帰り温泉へ。お風呂のあと、ゆっくり食事しようと思ったら、隣接の食事処は6時閉店。そりゃいかん、5時前だったけどご飯。
そしてお風呂に行ったらですねぇ、かなり混んでいる上、脱衣所にはちっちゃな扇風機のみ。めちゃめちゃ暑いー。汗がダクダク、サウナ状態。どへー。
義理の妹といっしょだったから、裸になるのが恥ずかしかった。私、人といっしょにお風呂に入れない病なの。ま、それでも頑張った甲斐あって、お湯、最高。露天に浸かると、とろとろ~っとしたジェルのようなお湯で、「効果ありそう!」「美肌美肌~」と盛り上がり。。。
温泉でほてった体、クーラーのない脱衣所でドライヤーしていたらもう、拭いてるはなから汗がぽたぽた。大急ぎで外へ脱出。と、男組の姿がない。すぐ脇を流れる川に下りて行ったらしく。
水がキレイ。
カワセミ?が鳴いてたよ。
細くて急な坂を下ると、岩場のかげに夫と息子。お風呂上りだというのに、ジーパンの裾をめくって水に入ってるし。「冷たくて気持ちいいよー」と言われると、見るだけでは済ませられず、私も!
たしかに~!流れる水はひんやりとして、3分も足をつけてるとしびれるほど。底まで見えるような透き通った川、素敵。深いところは飛び込みもできるらしく、遊んでいる人たちが。しっかし、足先だけでもこんなに冷えるのに、胸まで入ったら心臓麻痺しそうだ。でも、もし今度来る機会があれば、水着と浮き輪は絶対持ってこよう!川辺では若者たちがバーベキュー大会していたし、一日遊べそうな場所だった。
夜、男チームは虫を大量ゲットを目指して、山に入っていったけど、残念。成果はカミキリムシとコクワガタ?と思われるの数匹のみ。カブトムシにはもう遅いんじゃなかろうか。
ちょこっと花火をして、トランプ大会。ババ抜きも、人数が多いとヒートアップするね。爆笑。ここは冷房なんかないんだけど、夜はさすがに涼しい。寝付けない夜が続いていただけに、うれしい。
8月14日
何する~?どこ行く~?と決まらないまま、迎えた朝。 世界遺産:白川郷へ行こう!という案が出て、10時半頃出発、東海北陸道を北上し、荘川インターへ。
一般道におりてからは、たぶん古い道なんだろう、すれ違うのが怖い、狭いトンネルをいくつも抜けて走っていく。途中、御母衣湖というのがあった。全然、予備知識なしだったけど、かなり大きな湖。ターコイズの湖面が美しい。外気温はあいかわらず30度もあり、外には出なかったのだけど、見るだけでも心地よい。
白川郷近くまで来たら、駐車場待ちで渋滞。日差しがまぶし過ぎて目がつぶれそう。
すっかりお昼になっていて、
そば道場とやらで、手打ちそばをいただく。職人さんが、どんどん打っているそば、太さも不ぞろいで手打ち感たっぷり、こりっとして美味。この場所で午前中、白川村の成人式が行われていたらしい。浴衣での成人式と、翌日の新聞に出ていたよ。
食後、郷内を循環しているバスで山道を登り、展望台へ。上から見下ろす村は、緑に囲まれてとてもキレイ。合掌造りの家ばかりではないけれども、ここに人が住んで、普通に生活をしているということが驚きでもある。夏でも、そう涼しいわけじゃなく、冬は豪雪で、厳しい自然の中で暮らすというのは、いったいどんなものなのだろう。
帰りは下りだから、歩いてみることにする。道の外は、すぐ崖。地面はずーっと下のほうに見える。
村まで降りてくると、稲の緑がひときわきれい。民宿やお土産物屋さんも賑わっている。家々の前には、水が流れていて、そこにマスや鯉が泳いでる。大きいのもいれば、小魚も。ところどころ柵をしてあるのをみると、飼っているのかなぁと想像するのだけど、観光用なのか、食用なのか。
写真の右側には、「白川郷でとれたウナギ」って表示とともに、見たこともないような、おっきーいウナギが檻に入っていた。
見学料を徴収して、中を公開している家もいくつか。パッと見ただけでは分からないけど、4階建て、5階建てだったりする。今の家では考えられないくらい、天井も低く、暗い。ここに何十人もが住んでいたと思うと、不思議な気持ち。
上層階の床が、板ではなく、棒の組み合わせで隙間だらけなのは、一階で炊く囲炉裏の煙を上に上げるためなんだって。煙でいぶすことで、虫除けになるとか。おかげで家の中は、どこもかしこも煙いのです・・・。階段や床や壁が黒いのも、ススだときいて、この家を維持するのがいかに大変かと、思いをめぐらせたね。
あと、展示物には、昔の農耕用品や、養蚕用品などがあり、ちょうどカムイ伝 を読んでいた我が家のメンバーは、ふむふむと唸ったのでした。酷暑とはいえ、今の暮らしは本当に便利で、何不自由ないんだなぁとありがたく思う次第です。
3時ごろ、白川郷をあとにし、荘川インター手前の道の駅で、しばし休憩。足湯でほんわかして、帰路に。19時、名古屋着。
ひるがの高原・白川郷周辺にはこんな宿がありま~す
じゃらん:郡上・美濃・関