2005.7/21~24 石垣島と八重山諸島

今年も夏がやってきたよ。夏と言えばやっぱ沖縄~。
今回はまだ肌寒い4月からツアーの予約してたからねー。待ち遠しかったよ。
前から狙っていた石垣島とその周辺の島々へGO。
東京から2,000km、沖縄本島からでも400kmも離れた南国です・・・

7月21日

小学校の夏休み初日。5時半起床。常滑へ。予約していた民間駐車場に6:30には着いてしまった。セントレアから飛ぶのは初めてだったから見学もしたいし、余裕を持って来たわけだけど、フライトは8:40なのであまりにも早すぎだなー。朝が早すぎて店もやってない(誤算)。 待ち時間の長いこと。。。8:40に名古屋を離れ、10:50那覇着。11:55に那覇を出て、石垣空港には12:40着。 起きてからもう7時間も経ってるよ。まったく長旅ですな。

石垣空港。着いた瞬間、暑い!!あぁ~南の島に来たんだなって、実感できるひととき。到着ロビーには、いろんな業者さんがお客のお迎えをしてるわけだけど、なんかすごくヤンキー度が高いぞ。頭キンキン、上下ジャージみたいなオニイサンの一人が、私たちのレンタカーを手配してくれた。うーむ、石垣はガラが悪くてケンカっ早いと言ってる人がいたけど、そうなのか?しゃべってみればフツウに感じのいい人だったけどね。

ただ、レンタカーがさ、うちのだけ明らかにボロイのは何故?離島のレンタカーはだいたい本島で使い回したお下がりだけど、それにしたってこのスターレットは強烈な年代物だよ。それに!駐車場に泊まっている他のレンタカーはもっと新しくてキレイじゃーん。だいたい、ナンバーが「さ」ってどういうことだ???レンタカーは「わ」じゃないのか?MD/CDデッキがついていて、BoAかなんかのMDも入ってるし~誰かの個人的な車なの?

空港からガイドブックを見つつ、今回の宿ホテル日航八重山 へ。市街は「けっこう開けてる」印象。宮古や久米みたいなド田舎さ・うら寂れた感じが全然ない。本島の華やかさとは比べ物にならないけど、離島の雰囲気じゃないなぁ。コンクリートの立派な家が続いてて、道路沿いには本土でも見かけるチェーン店のたぐいが並んでる。パチンコ屋まであるし、住宅の形以外はそこら辺の地方都市と大差ない。ちょっと興ざめだ。

ホテル目前にして、うっかり迷い込んだ道が袋小路で、のろのろバックしていたら、「夏川りみ」という表札のある家を発見!「涙そうそう」御殿なのか?マジなのか?思わず玄関の写真撮っちゃったよー。家に帰ってから、りみさんの公式ページを見てみたら本名が載っていて、例の家のもうひとつの表札と同じ苗字だった!やっぱホンモノと確信。。。

 
ホテル日航八重山(写真をクリックで詳細情報が見られます)

お部屋の写真

さーて、荷物を置いたら着替えて海へ。下調べもあんまりしてなかったから、とりあえず空港でもらったガイドブックを見て、白保海岸へ向かう。ここは青サンゴの群生で有名なところ。近づくにつれ、「生活道路につき、観光客は徐行しろ」「事故多発キケン」・・・激しい色使いの看板が目に付く。通りから海側に入った集落ほとんどすべての路地に立てられている。よほどマナーの悪い観光客に苦しめられてるんだろう。こういう看板を前に路駐するのもドキドキで、おずおずと浜へ。
で、かの有名な白保の海はというと…、とりあえず誰もいない。名所のはずなのに意外(沖縄ではよくあることではあるけれど)。うーん、たぶんシュノーケルツアーに申し込んだ人しか来ないんだろうなぁ。青珊瑚礁は海岸から数百メートル離れてるみたいだから、船で行かないと見られないわけだし。 もう夕方だしね。
私たちはと言うと、コンビニ(石垣にはHOT SPARばかりだ)で買ったオニギリとサーターアンダギーで腹ごしらえをして、シュノーケル。けどー、海が濁ってる。数日前の台風の影響か、思った以上に透明度が低くて、目を凝らさないと水中が見えないよ。熱帯魚たちも居るには居たけど、ちょっと期待はずれかも。

けっこう寒い。震え上がる図

7時くらいまで泳いでたかなぁ。日が長い南国で時間の感覚がマヒしてくけど、やっぱり夜が近づけば日も陰るし、海風が冷たいこと!あまりの寒さにブルブル震え、家族でも容赦なくバスタオルの奪い合いだっ。車を置いた場所までけっこうな距離があったので、貝殻を拾いながら歩いた。波打ち際は砂浜でなく、ほとんどサンゴの欠片と貝殻だった。カボチャくらいの大物があったり、お土産屋さんに並んでそうなのがあったり、誰が上物をゲットするか?と競争。
ホテルに戻ったらまず、ベタベタの海水を洗い流し、大浴場で暖まる。ほ~、極楽ですな。で、お風呂から出て、部屋に戻ると…、強烈な異臭!! あまりにも凝縮された海の匂い。原因はたぶん、貝と一緒に拾ってきた蟹の腕…。身が腐ってたのかな。おえーっ。ひろう物も考えないとなぁ~って教訓が生まれたよ。

ホテルのパジャマ(ハイビスカス柄でかわいい)

すっかりサッパリしてから、ご飯を食べに出かける。ホテルから市街地までが近いので、ラクラク。焼肉「金城」で、石垣牛をいただきました。石垣牛って、子牛のうちに松阪や神戸なんかに行って育てられ、和牛ブランドの元になってるんだって。だから石垣牛として成長するのは少ないみたい。ある意味では希少価値の高いお肉なんだね。さてさて、お味はと言いますと~、おいしかったけどね、一般的にイメージされる和牛とは違って霜降りじゃなく、オージービーフ的赤身だったよ。

 

7月22日

米原ビーチは閑散としてた。隣接するキャンプ場に、寝そべってるオニイチャンたちがいるくらいで。シュノーケルのポイントなんだけどね、「遊泳危険区域」なんだよ、ここ。リーフ(珊瑚礁)の外側は波が早い外海で、魚を見てるうちに深みで溺れる事故もあるとか。ビビらされるねー。そういう告知もあるからか、観光客はダイビングサービスに申し込んで船でポイントに連れて行ってもらうのが基本かもしれない。けど、自力でも十分魚を見られるんだよ。何しろ自由気ままなのがイイ。サンゴに集う熱帯魚たちを追っかけたり、岩場にいる食べられそうな魚を観察したり、うようよ転がってるナマコを踏まないように歩いたり、数え切れないほど居るヤドカリを体に這わせたり。
それにしても何という陽射しなんだろう!!石垣の紫外線は関東地方の約7倍なんだって。長袖ラッシュガードから出ている部分(首、手首から先、足など)は、あっという間に色が変わっていくよ。ふえーーー。まぶしすぎてよくわかってなかったけれど、思いっきり痕になってます・・・にもかかわらず、他に人がいないのをいいことに、水着になってみたりして(目の毒?)。

いい感じの岩場を発見して登る人

天気予報が雨になっていて心配したけれど、お日様サンサン、カーッと暑い日になりました。良かった良かった。早めに朝ご飯を済ませて、ホテルを北上、米原ビーチへ向かう。
途中、於茂登トンネルを抜けたところで、展望台?ミニ公園があって、立ち寄ってみた。生えてる植物がとにかく異国情緒たっぷり、国内とは思えない。そして見つけた「ハブ注意」の看板!

 

お腹が空いてきたので移動。川平茶屋で八重山そばをいただく。

あっさりしたカツオ風味で美味。食後、川平湾に降りてみると!石垣島への旅行のパンフには、ほぼ確実に使われている光景が目の前に!デジャヴみたいです。観光名所だけあって、グラスボートが盛況。そしてここは、有名なマンタスクランブルがあるところ。「マンタに会える!」とうたった看板が並んでてとっても心惹かれる~。でもなぁ、ダイビングとなると、シュノーケルの手軽さとは雲泥の差。ちびっ子連れにはちょっとね。遊泳禁止区域なので深いところまでは入れないけど、ヒザまでジャブジャブしといたよ。

で、本日三つ目のビーチ、底地ビーチへ。
最近沖縄ではハブクラゲというのが猛威を振るっている。ハブより強い毒だからハブクラゲと命名されたとかで、ちっちゃい子なんかだと、命に関わるほどの毒なんだって。コワイじゃないか~!でも恐れていては海を楽しめない。息子はとってもビビっていたけど、「だいじょーぶ、だいじょーぶ」と理由もなくなだめてシュノーケルをしてたわけです。ところが、米原ビーチにひと組だけいたファミリーの子どもが突然「ぎゃー!!」と叫んだことから、状況が変わったのでした。ファミリーの母が「クラゲ?!?!」と絶叫しちゃったものだから、私たちも凍り付いたよ。様子を見ていたらすぐに回復してたので、たぶんサンゴで足を引っ掻いたんじゃないかと思うんだけどね。おかげで息子は完全に「クラゲ=超恐怖」になっちゃったよー。
事前調査によると、ここ底地ビーチはハブクラゲ防止ネットが張ってあるらしい。網があるとクラゲだけじゃなく魚も入ってこないからつまらんけど、まぁここなら息子も安心するだろう。と思ったら!前週の台風のときに、クラゲ防止ネットは取り外したんだって。代わりに?刺されたときに使う木酢液がペットボトルに入れて、用意してあった。こういうの見ると、ちょっと引くよね?!

ビビッて「海に入らない」という息子を説得するのは骨が折れたけど、クラゲネットがなかったおかげで、かなりいろんな種類の魚を発見!ここの海はジュゴンが好むアマモがいっぱい生えているからエサも豊富なのかな?いちばん感動したのは、カクレクマノミ(いわゆるニモ)の夫婦。イソギンチャクで子育て中と思われるペアを見つけたんだけど、人間が近づくと追っ払おうと奮闘するの。そりゃもう映画と同じ感じだよ。巣から逃げないとこがカッコよかったなー。
と、楽しく見て回っていたら、息子の手を引いてる夫が、いきなりスーパーダッシュだ! え?何??? もっとオモシロイもの見つけたの?と追いかけたら…、ななななんと、ハブクラゲが目の前を横切っていたんだって!どへー。ビーチ入り口の看板にあった写真そのままの触手がユラユラと~。きゃー怖すぎ。ていうか、すぐさま私にも教えてほしかったんですけど…。さすがにヤバイので退散。他にもたくさんの観光客と思われるファミリーが、ここにはたくさんいたけど、皆さんの無事を祈ろう。

帰り道、甘い香りに誘われてパイン園に寄ってみた。同じように見えて種類が違うらしく、オジサンが見繕って3玉切ってくれた。かぷっと食べると、甘い甘い。固形のジュースってくらいジューシーだよ。マンゴーもいただいたけど、パインには到底及ばないわ。石垣はパインだな。
一日中泳いできたというのに、夫と息子はホテルに戻っても、プールで遊んでました。信じられないねー。



今宵は郷土料理「ゆうな」ってとこで晩ご飯を。ガイドブックで見たんだけどね、BEGINが島に帰ってくると必ず寄る店で、グッチ裕三も御用達だと。店にはいると、これでもかってほどポスターが貼ってあった。きっと観光客しか来ない店さ、ミーハーな私たち。「ジューシー(味ご飯)」「煮物(ラフテー入り)」「刺身」「もずく」「ゴーヤーチャンプル」がセットになった定食をいただきました。何気に沖縄フレイバー満載ですわ。刺身になる前は、この白身魚は何色だったんだろう?ミドリ?青?なーんて想像するのも楽しいもんだね。

帰りには、地元のスーパーサンエーでお土産を買い込んだ。石垣名産「塩せんべい」 や、サーターアンダギー、ゴーヤーチップスなどなど、適当に配れるように細かい物をどっさりと。そして夜飲むためのサンピン茶(ジャスミンティ)も忘れずに。コカコーラ社のサンピン茶には、この時期、沖縄グッズのオマケがついててオトクだった。自分用のお土産に「石厳當」(魔よけ)のストラップをゲット!いっしょに付けてるのはゴーヤーをかぶった目玉オヤジっす・・・

 

7月23日

さあ、三日目は早起きして西表を目指す!ホテルからバスで港へ。前にテレビで見た滝に行ってみたかったんだけどねー、山の中を徒歩40分ほど歩かなくちゃいけないみたいでやめ。西表は「秘境」がウリなだけに、ハードなツアーが多いんだよ。カヌーを漕ぐのも、ちびっ子連れは躊躇しちゃいます。
ってことで、最もライトな「西表島+由布島+竹富島の3島めぐり」っていう王道的ツアーに参加。

石垣港から小一時間船に乗って、西表に到着。意外と新しくてキレイな西表の港だ。そこから観光バスに5分くらい乗って(途中、西表島唯一の信号機がある)、遊覧ボートの乗り場へ。バスの運ちゃんがそのままボートを操るんだよ。まー、観光客慣れしてるていうか、オヤジギャグ連発の運ちゃんなのだ。適度に笑いをとりつつ、運転しつつ、仲間川遊覧。この川は、見た目は深緑の淡水なんだけど、海水も混ざっているとか。両脇はどこまで行ってもマングローブの森。ときどき木にカゴがくっついてるのは、ノコギリガザミ(希少なカニ、美味らしい)を捕る仕掛けなんだって。テレビで見たこぶし大のシジミや大ウナギもいるんだろうか? もわーんとした暑さ、うっっそうとした木々、夫と息子は「秘境だぁ」と大興奮でした。

しばらく進んで、いったん下船。樹齢約400年の天然記念物:ササシマスオウの木(→参照)を見学、確かにりっぱだけど狭い場所に人だらけで、サッと写真を撮っただけだったよ。

平べったいのが根っこなんだって

同じルートを逆送して西表観光はオシマイ。息子、お土産屋さんでイリオモテヤマネコのぬいぐるみを買う。実物のヤマネコは、地元の人でも10年に一回くらいしか遭遇できないんだそうで。

運ちゃんのお喋りを聞きながら、バスで島の東部へ移動。西表にいると、沖縄=海というイメージが崩れていく。とにかくジャングルなんですわ。

着いたところからは、水牛車で由布島に渡る。これ、一度乗ってみたかったんだよねっ。乗った感じは、牛クンが“のっしのっし”と歩く動きが、ダイレクトにお尻に伝わってくる。でね、同時に4台スタートしたんだけど、牛クンの性格によって、進む速度が全然ちがっちゃうんだよ~。私たちが乗った水牛車はぶっちぎりのトップで、息子は大喜び。操るおじぃもいろいろで、三線&歌で盛り上がる車もあれば、水牛クンのお尻をペチペチする役をお客の子どもに任してる車もあったり。 歩いても行けるくらい近くに見えてる由布島、渡っていく海も足首までの深さだし、のんびりのんびりやね~。

由布島は島全体が植物園ってことだけど、まーとにかく暑い。散策は後回しにして、お土産ハウスみたいなとこで、ツアーに付いてるお弁当をいただく。メニューは【ミーバイ(魚)の蒲焼き、もずくの天ぷら、ゴーヤの漬け物、油味噌、ジーマミ(ピーナッツ)豆腐、パパイアの炒め物、ダチョウの炒め物、ジューシー、アーサー(海草)汁、フルーツとゼリー】、なかなかゴージャスで美味。ダチョウだけは、なんで?て思うけど。

ご飯のあとウロウロしていたら、干潟にハゼの仲間とヤドカリがウジョウジョいたよ。そして、休んでる水牛を発見。水牛というだけあって、休憩中は水に入ってるんだな。

来たときと同じように水牛車に乗り、西表に戻る。おしゃべりなバスの運ちゃんも、もうしゃべらずに沖縄民謡のテープをかけてて、山道を揺れながら走るバスの乗客は、ほとんど爆睡です。
船に乗り換えて竹富島へ。ここは島全体が古き良き沖縄を見せる民俗博物館。周囲9kmの小さな島は、赤瓦屋根+シーサーの民家、サンゴの石垣、白砂がまぶしい細い道でできている。当然、観光客もいっぱいだけど、来る人が増えればマナーが悪い人たちも増えるのか、竹富島でまず最初に見せられたのは、島のルールを映すビデオだったよ。

その後は、ちっちゃいマイクロバスに乗って、少し観光。道幅が狭いから、バスが民家の石垣をこすっていきそう。手を伸ばせば、道ばたの植物に触れそうだ。で、コンドイビーチ。ここは今回の旅行で行ったどのビーチよりも人が多かった。私たちも降りて遊びたかったのに、車の窓から見るだけだってさ。ツアーって不便だね。レンタサイクルのが楽しそう。

続いては星砂の浜。小さい頃、小瓶に入った星の砂をもらったことがある。まさにアレですよ。ザクザク採れるわけでなくて、コップ一杯に一粒か二粒しかない。探すのは一苦労だー。しかも、ここでも自由時間は10分だけ。何にもできないって。んでも、海には入ってみました。そしたら、とってもミニなカクレクマノミ発見。ほんの5mmほどのが、イソギンチャクから出たり入ったり。生まれたばかりの子どもかなぁ。

そして、またまた水牛車に乗り換えて、集落を回った。操るおじぃが島内の解説をしてくれて、三線も披露してくれる。曲は「安里屋ユンタ」。沖縄民謡のCDに入ってたなぁ。水牛車の中にちゃーんと歌詞も貼ってあって、お客は「サァーユイユイ」と合いの手を入れるんだよ。それがさ、私、水牛車のいちばん後ろに座っていたんだけど、気配を感じてふと見たら、後に続いてくるもう一頭の水牛クンが、鼻先でこっちの車を押してるの。私の足のほんの数cmのとこ大きな角が…(右の写真を見て~)。わービックリした。あと竹富島には、とても蜘蛛が多かった。タランチュラみたいな巨大クモが、そこら中にバーンッとクモの巣貼ってるので震えたね。


石垣全日空ホテル&リゾート

竹富島から石垣島までは船で約15分。ツアーだと思うように見たり立ち止まったりできないから、いずれゆっくりと来たいものだな。
一日中、島めぐりをして疲れてはいたのだけどね、海に入れなかったので不完全燃焼。石垣島に戻ったのはもう5時を過ぎていたけど、それから泳ぎに行った私たち!まだまだ明るいし「目一杯遊んでやる~」と、まだ行ってなかった真栄里ビーチへ。ここは石垣全日空ホテル&リゾート の真ん前にある、プライベートビーチ的なところ。行ってみたらクラゲ防止ネットが貼ってあって、ネットで仕切られた小さなスペースで家族連れが芋洗い状態…。わ、幻滅。なんだこれ。沖縄の海じゃないよー、内海かどっかみたい。息子はクラゲがいないという安心感で、浮き輪で大はしゃぎだったけどね、大人的にはこんなプール状態の海は楽しめないし、魚一匹いないなんて違和感アリアリだよ。
夫と順番に偵察に行ってみると、ネットの外はパラダイスだった!テトラポットのすき間が心地良いのか、まるで水族館。熱帯魚ばかりじゃなく、20cmくらいのサイズの食べられそうな魚も回遊しているし~。やっぱりこうでなくちゃ!他のみんなはもったいない遊び方してるなぁ。

はー、それにしても朝からフル稼働でさすがにグッタリ。ご飯はラーメンで軽く済ませることに。といっても沖縄で札幌ラーメンって、どうなのよ??案の定というか、味がビミョー。塩ラーメンなのに塩が利いてないし、味噌ラーメンも不思議な風味で、しかも量が多すぎ…。沖縄の味覚は全然わからないっす。
ホテルに帰ると、駐車場が満車…。この日、地元のカップルの婚礼があって、昼間っから出席者の車でいっぱいなの。ご存知?沖縄の結婚式はエンドレス~。一族郎党みんな参加して、歌って踊って大騒ぎ。ステージが作ってあって、出し物が延々と続くんだそうですわ。昼間、留め袖の奥さまたちを見かけたけど、帯の柄や髪型がエキゾチックだったよ。

 

7月24日

ついに最終日。何ヶ月も待って、やっと来たのにもうオシマイかぁ。
いつもながら、物足りないね。
最終日は海に入るとベタベタして嫌だし、町中を観光することに。
まずはお土産ゲットのために、あやぱにモールという商店街へ。が、10:00過ぎではまだ開いてる店がわずかしかない。おぉー忘れてた、沖縄タイムじゃ、まだ早朝か。とりあえず開いてるところに入ってお土産を物色。オリオンビールと蒲鉾を親に。蒲鉾はクール便で送ったんだけど、送料のが高いや。

AKILLERさんは三線を買いたがっていた。うちの裏の家の人が、三線を趣味にしていて、よく歌いながら弾いている。それに対抗するんだとかナントカ。残念ながら、専門店はオープンが午後だし、お土産屋にあるのはオモチャ的ブリキ三線だけ。彼の希望は「お土産以上、本気未満」だったので今回はあきらめ。
日本最南端の楽器屋:寝間楽器にOKINAWANインディーズを探しに行く。第二のHY、オレンジレンジを探せ!と手に取ってみたものの、うーむ、さっぱりわからん。とりあえず店のランキングNO.1のゴモクてバンドのCDを買ってみました。

その後は、HOT SPARでオニギリとサンピン茶を買って、バンナ岳にドライブ。たらたら走っていくと、パイナップル畑が広がっていた。サトウキビは背が高いから、うっそうとしてるけど、パインの畑は地面に張り付いてるので見晴らしがいい。着いてみたら、バンナ公園って、綺麗に整備された広大な公園だった。展望台の一つが工事中で看板が立っていたんだけどね、工事費が5,000万円だって。まだまだ改装の必要なんかなさそうなのに、地元企業振興のために発注されるんだろうね。他の島に比べたら格段に豊かに見える石垣だけど、やはり仕事はないんだなぁ。南国だ楽園だって浮かれてるのは観光客だけで、島には島の辛さがある。そんな暗部を見た気分。

沖縄で買ったかりゆしシャツだよ展望台にて。

海沿いの道をフサキリゾートビレッジ の脇を抜けて、市街地方面へ戻る。そして、石垣島と言えばこの人!カンムリワシ@具志堅用高の記念館(→の写真)をちらりと外から眺めて空港へ。
レンタカーを返すために電話すると、「あー今ね、忙しいから、空港の駐車場に停めといて。鍵はつけたままでいいから」だって。擦り傷へこみ等のチェックしないの?鍵もつけて?って、こんな島で車泥棒しても、すぐにバレるか。

15:55 石垣島発。16:40那覇着。
17:55 那覇発。20:00セントレア着。
バスに乗らなくていいという触れ込みの中部国際空港だけど、飛行機降りてから出口まで遠いこと!
どれだけ歩かなきゃいけないんだよー?
いつもウィークデーに帰ってくるので知らなかったけどさ、日曜着は人が多いねー。
荷物もなかなか出てこない。それから民間駐車場の送迎バスを待ち、
やっと車にたどり着いたのは9時だった。ふう。
家までの道すがら、「来年は慶良間にする?」なーんて、
鬼も笑うような計画を立ててる私たちでした。。。

八重山諸島のその他のホテル♪(写真をクリックすると、リストが出ます)
 
石垣島にはリゾートホテルだけでなく、手頃なお値段で泊まれるビジネスホテルもたくさんあります。アットホームな旅をしたい方には、民宿・ペンションも。今度は西表島にも泊まってみたいなぁ。写真はフサキリゾートビレッジです。