2019.5.3~5.4令和初旅行、篠島

5/3(金)
例年GWは混むからどこも行かないつもりで、しかし10連休ぜんぶ引きこもるのか?
さすがにどっか行ってみるかーと思い立ったのが4月末。
ダメ元で、仕事で知り合った民宿に泊まれるか聞いてみたら、なんと!「いいよー」とのお返事。
よかった!思いがけず旅行できることになりました。はじめての篠島〜〜

渋滞を避けて名鉄で行くことに。船乗り場がある河和駅を目指します。
この急行がねぇ。驚きの空き具合…GWとは思えない無人感…

船の乗り場にはそこそこな人。日間賀島行きは臨時便が出ていました。
SNS映えするとか?で女子もいれば、家族連れも。
一方の篠島行きは釣り竿を持った人が多い印象。

県内とはいえ、船に乗ると旅気分がぐっと高まりますね。
海、空、とにかく青い!広い!爽快!
最初に予約したのは4/30泊なのだけど、2日とも雨では気の毒だからって日にちを変えてくださったんですよ。
おかげさまでいいお天気の日に来られてよかったなぁ。
スナメリは見つけられなかったけれど、海鵜かな?魚を狙う姿が見られました。

港には民宿の大将が迎えに来てくれました。
車で数分。八王子社のすぐ裏手にあるお宿です。
漁師の宿:福島屋


食事時間までお散歩。
ビーチサイドのメインストリート?から神明社へ


令和元年3日目、伊勢神宮ゆかりの神社へ参拝できました。

島の道は細く、家と家の間が近いんですね。
「ここ、通っていいの?」私有地を横切っているような感覚。大工さんもすごい、この幅で家を建てられるとは。
もちろん車は通れないからメインは原付なんですね。みんなノーヘル、無法地帯(笑)

この島の猫さんはカメラを向けるとポーズをとってくれます。
歩いてたのに、こっちに向き直ってくれたり、ちょこんと座ってくれたりとか。

ふたたび海に出て、テトラポットでぼんやり。
水平線を見ながら波の音を聞いてると、心が洗われていくよう。

漁港にはクラゲがわらわらしてました。
直径30cmくらいの大きいのも。

この日最後に行ったのは水神天宮。
かなりの勾配を上っていきます。
木々が生い茂る仄暗い頂上に祀られていました。
(ここは写真を撮ってはいけない気がして画像ありません)
ひんやりとして、特別な感じがする空間でした。

来た道と反対の松寿寺の側へ降りていきました。
頭上ではトンビたちがぴーひょろろ
翼を広げると大きいこと!ゆうゆうと舞う姿、かっこよくて見惚れる。

さて夕食。
ごちそうです!

本日とれたて生しらす!名物タコ!
夫はナマコも気に入ってました。コリコリの食感、茹で方にテクニックがいるんですって。

海老の塩焼き、名前わからないけどサザエっぽい形の貝、牡蠣は篠島で養殖してるんですね、知らなかった。

舟盛りはナントカカレイとエビ、イカ。
これ、二人分ですよ…食べ放題…

フグはお鍋でいただきました。

これでおしまいと思っていたら、、なんと煮付けとじゃこ天登場。しらすのおすましも。

お腹いっぱい、ごちそうさまでした。

あ、しらすに入っていたタコさん、アップで(ほんとは1cmくらい)


腹ごなしに夜の散策。
昼間もそんなに人いなかったけど、夜はもっと静かです。
波の音だけがしてるのいいなぁ。

5/4(土)
7時半に朝食。お腹いっぱいで寝たのに、入っちゃうんですね、これが。

この日の朝は、魚のつかみ取り大会があるとのこと。
女将さんから「水着をもってきてね」と聞いていて。
テレビでは見たことあるけど、どんなのだろう?とれるかなー?楽しみ〜〜

朝の海はキラキラです。

静かな浜に続々と人が集まってきて


海中に仕切りの網が張られ、トラックの水槽から魚が放たれ…

始まる前にトンビが一匹さらっていきました。
様子を見てたんですね。フライングだぞー

スタートの合図とともに魚を追う人、人、人。
出遅れて人の背中しか見えなかったわ。
一匹だけ見えたアジも「あっ」と思ったときにはどっか行ってたし。

例年数分で終わると聞いてましたが、ほんと一瞬だったなぁ。
ふたりとも何もとれず…
一方で、大きい鯛をいくつも抱えてる人、網いっぱいに大量のアジを入れてる人も。
すごいな、コツはなんだろう??

宿でお風呂に入らせてもらってさっぱり。
で、まだ10時台。帰るには早いし、もう一度島内散策に出かけました。

まずはお宿すぐ近くの八王子社を参拝。

それからサンサンビーチへ

はしっこの岩場で生き物探し。


見つけたのはカニと、

これはウミウシ?アメフラシ?

気になるスポット。

遊歩道に入ると、案外けわしい上り坂、木の根道。


そんな山道にも弘法さんがまつられてます。
島ぜんぶで88いらっしゃるとのこと。
どこを歩いていても見守られてるようですね。

反対側から下りてくる人たちと挨拶を交わしながら、たどり着いた太一岬キラキラ展望台。


木々が生い茂る日陰から、一気に視界がひらけて感動的でした。
昨日よりもさらに海が青いような。
漁船がいっせいに戻ってくる時間帯で、エンジン音が響いてました。

もうひとつの、歌碑公園展望台までいき、中学校の横をとおってビーチへおりてきました。
6月並みの陽気という暑さもあるのか、なかなかハードな散歩でしたわ。

大将に港まで送ってもらって船を待ちます。
島の駅SHINOJIMAで篠島最後の食事。
うどんをいただきました。昆布だし。


それにしても、島のそこかしこに釣り人がいましたね。
何が釣れるのでしょうか…
夫はしきりに竿を持ってくればよかったなぁと言っておりました。
次は釣りで。

3時間弱で来られるのに、遠くへ来たなぁという非日常感ある二日間でした。
島の人には普通なんだろうけれども、名古屋では感じられないものがあります。

まずは魚介のおいしさね。それから自然。美しいのはもちろん、日が昇れば起きて、沈んだら眠る、自然のリズムを思い出すような感覚がありました。
ふだん、人間都合の時間軸で、人工的な光のもとで暮らしてる人間には、見失ってることがあるなぁ。

「何かする」んじゃなくて「何もしない」ための旅には最高ですね。
ちっちゃいお子さんと来て、ただ水遊びするとかもいいんじゃないかな。