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CDジャケットの作り方

CDジャケットを作る場合、どうやって作るのでしょう?自分で作る場合はご参考に!もしくはどこかに注文する場合も何を伝えればよいかの参考になれば!

標準的な10mm厚ケースの場合

背の厚みが10mmです。

ケースの色が透明、黒、白があります。

たいてい必要なものは

  • CDジャケット(4ページ、8ページなど)
  • バックインレイ(ケースの中にはめ込みます)
  • 帯(キャップ)ケースの外につきます
  • CD盤
  • キャラメル包装

になりますね。

CDジャケットデザイン10mm厚ケース

CDジャケット内容

CDジャケット内容

表紙になります。ページ数は2ページ、4ページ、中綴じの場合は8ページ以降は4の倍数ずつ増えます。

ジャケットに掲載する内容は、まず表紙に

  • アルバムタイトル
  • アーティスト名
  • 表紙用の画像

表紙以外では

  • 各曲のタイトル
  • 各曲作詞作曲等
  • 各曲の歌詞
  • メンバー名やスタッフなどのクレジット
  • Thanks to〜みたいなもの

CDジャケット仕様

CDジャケット仕様

サイズは大体120mm×120mmですが、いろいろなCDプレス会社や印刷会社によって119.5mm×121mmとかもあるので注意が必要です。

2ページというのはこの正方形ペラの状態の表裏で2ページとなります。二つに折って正方形になる場合は表紙+中面見開き左+中面見開き右+ウラ表紙で4ページになります。

この4ページを重ねてセンターをホチキスで止めると8ページになります(中綴じ)。なので中綴じの場合は4ページ単位で増えていきますね。

あとは三つに折った6ページもあります。横に広げると片面に3ページ分が並んでますね。

色については大まかにカラーとモノクロに分かれます。折ったり綴じたりしても広げた状態での1面単位になりますので4ページの場合、表紙と裏表紙がカラー中面2ページがモノクロっていう具合に分かれます。

CDジャケットデザインする

CDジャケットデザイン

デザインに関しては完全に好みなのでこれが正しいというのはありません。ただちょっとした要領みたいなのはあるかもしれないですね。

一応気にしておいたほうがよいのは

  • 遠目でもわかりやすいビジュアルにする
  • 画像がメインなら文字はちょっとひっそり目がいいかも
  • 黒バックに黒文字を重ねない
  • ゴシック体は男性的・力強い
  • 明朝体は女性的・上品
  • ポップ体は子供っぽい・軽やか
  • 欧文は各国のテイストがあったりする
  • 帯がつく場合、帯とのバランスも考える
  • 音楽性に合わせる
  • 著作権のある画像は使わない
  • 画像解像度をキレイに合わせる
  • 素人臭いと売りづらい
  • プリントアウトしてケースにセットして確認する

などなどキリがないけど参考にしてみてください。

CDジャケットデータ作成

CDジャケットデータ作成

たぶんイラストレーターやフォトショップで作ります。Office系のソフトは向いてないですね。

印刷データ制作に必須なものは

  • トンボ(折りトンボ含む)
  • 塗り足し3mm
  • 余白3mm以上
  • カラーモードはCMYK
  • 画像解像度350dpi
  • 文字はアウトライン
  • 画像は埋め込み

などがあります。

あと文字が細かったり小さすぎるとつぶれたりかすれたりします。歌詞が多い人は注意で

す。最低でも5pt欲しいので曲数が多い、歌詞が長い場合はページ数を増やすなど工夫が必要です。

バックインレイの内容

バックインレイの内容

トレイの下にはめ込みます。CDの裏側になりますね。

黒・白のケースなら片面のみ、透明ケースだと開いてCD盤の下に絵柄が見えますので両面デザインになります。

また背が2箇所あるのでタイトルやアーティスト名などを細い場所に入れなくてはなりません。

たいてい掲載するものは

  • ウラ面:タイトル・アーティスト名
  • ウラ面:全曲リスト
  • ウラ面:品番・発売日・金額・MADE IN〜・CDマーク・レーベル名
  • ウラ面:バーコード・カスラッ…いやJASRACコード・CD取扱注意書き
  • ウラ面:自分のURLやSNSなどの宣伝・連絡先的なものなど
  • 背:タイトル・アーティスト名
  • 背:品番・レーベルアイコン

といったところでしょうか。

透明ケースの場合、CD盤の下にアーティスト写真を入れたり、ジャケットで入りきらなかった歌詞以外の文言などを入れる方もいます。

バックインレイのデザイン及びデータ作成

バックインレイのデザイン及びデータ作成

基本はCDジャケットと同じですが、内容が多くなりますのですっきりとかっこよくしたいですね。品番や発売日などは小さく下部にまとめたり、注意書きはうんと小さくしちゃったりします。

そのぶん収録曲を大きくしたり、表紙を抽象的なイメージにしたときはバックインレイにアーティスト写真を大きく載せたりするとよいかも。

サイズは縦117.5mm幅150mmですが、幅の内左右6mmずつが背になります。なのでそこにミシンを入れるためのトンボが必要です。

バックインレイはサイズを間違えると確実にケースにキレイに入らないので注意が必要です。

帯(キャップ)の内容

帯(キャップ)の内容

ケースの外側に巻き付きます。

サイズが大小あります(幅が違います)のでそれぞれで変わって来ます。たいてい掲載するものは

  • 背:タイトル・アーティスト名
  • 背:品番・レーベルアイコン
  • オモテ面:キャッチコピー
  • オモテ面:品番・価格
  • ウラ面:バーコード・CDアイコン・品番・価格・MADE IN〜・注意書き
  • アーティスト情報
  • 過去作品PRなど

といったところでしょうか。

小さいタイプはオモテ側が細いので1行くらいのコピーが入ります。

大きいタイプだとまぁまぁ幅がある分、ジャケットにも被さってくるのでバランスや整合性などを考慮します。

帯(キャップ)のデザイン及びデータ作成

帯(キャップ)ののデザイン及びデータ作成

基本はCDジャケット、バックインレイと同じですが、内容が少なく、また全体の差し色にもなるのでシンプルかっこよくしたいですね。レーベルアイコンや品番や発売日など必要事項もありますが、オモテ側に大胆にキャッチコピーやアーティスト名を入れるなどができます。

また裏側には独自の宣伝的なものも入れられますので過去リリースのディスコグラフィや自身のバイオグラフィなど手にしたときにおもしろいものを載せるとよいです。

サイズは小で縦120mm幅55.5mm、大で縦120mm幅70.5mmですが、背幅が10.5mmになります。なのでそこにミシンを入れるためのトンボが必要です。

まさに購入して封を切るまでのアイテムなので目を惹くデザインにするのもよいです。

盤面(レーベル)の内容

盤面(レーベル)の内容

これこそ買ってからのお楽しみです。ジャケットにリンクしたデザインでシンプルにまとまっているとプロっぽいです(笑)

たいてい掲載するものは

  • タイトル・アーティスト名
  • 全曲リスト
  • 品番・MADE IN〜・CDマーク・レーベル名・カスラッ…いやJASRACコード

といったところでしょうか。

盤面(レーベル)のデザイン及びデータ作成

盤面(レーベル)のデザイン及びデータ作成

盤面(レーベル)はシルクスクリーンで印刷することが多いです。他のアイテムがフルカラープリントであるのに対して、ハンコと同じ要領で指定したインクのみで印刷します。

多色刷りの場合でもこの色とこの色で、って指定しますので基本的にシンプルになります。ただ紙と違って地色が銀なので色を付けない箇所を指定すればそこだけ銀色になるってわけですので使いようによってはゴージャスでかっこいいですよ。例えば全面黒でタイトルは赤、アーティスト名が銀、みたいなね。

データ制作においては、他のアイテムはCMYKで色を指定しましたがシルクスクリーンではそれは不可です。特色指定をしてその特色のみでオブジェクトに色をつけてください。

また盤のプリント範囲に内径23mmと46mmがあります。中心の透明部分まで色をつけるかどうかです。46mmの場合は中心が透明になりますが、23mmはその透明部分に色を乗せるので透明以外の部分(地色が銀色部分)と出来上がりの色味が少々変わります。そのあたりも考慮するといいのですが、まぁ正直言ってシルクスクリーン印刷用のデータを素人さんが作るには敷居が高いと思ってます。

あと他と同じようにフルカラーのプリントも実際は対応可能ですし、少部数の場合はオンデマンド印刷でフルカラー対応なので、そちらは簡単ですよ。ただチープな感じかなと思ってます。

実践!原稿の作り方

コンセプトを決める

音楽のジャンルや自分たちの芸風、本作の作風がありますよね。そこからかけ離れずにビジュアルで伝えやすいイメージを決めます。

仕様を決める

冊子の形式にするのか、ペラ一枚にするのか、などです。曲数の多さや歌詞の量、もしくは写真をたくさん使いたいとかそういうことからページ数や全体のボリュームがわかります。

枚数を決める

流通に流すために数百枚、数千枚必要なのか、会場で手売りするので100枚あれば大丈夫なのかというところです。またあまり長く在庫を持ちたくない、販売する期間を短くしたいといった事情でも枚数を考えなければいけませんね。

メンバー間の確認を取る

案外リーダーが一人で全部勝手に決めちゃって、あとからあとから修正や変更が湧いてくる、なんてこともあります。それぐらいまとめておこうよとは思いますが今一度早い段階で意見を摺り合わせた方がよいです。

発売日を決める

完全に原稿が揃ってから1週間くらいで一度デザインしたものをお見せできます。

それをみなさんで校正・チェックをしてもらってこちらへ戻す&修正作業を数日かけて行い再度お見せする。を繰り返します。

最初のご希望がしっかりしていないとどんどん変な方向へ修正が進みます。

お客様の段取りもありますが結局1〜2週間のつもりが1〜2ヶ月になってしまうこともあります。またデータがすべて完成したところでCDプレスに確実にさらに3週間ほどかかりますので、発売日が決まっていたら早め早めに進めるようにしてください。

画像を用意する

実践!イラストレーター

アルバム内容を彷彿とさせるイメージ写真やイラスト、メンバーのビジュアルを出したければアーティスト写真などです。

自分たちで撮影してもカメラマンが撮ってもなんでもいいです。

サイズだけは大きめ、画像解像度も大きめでお願いします。小さく荒れた画像ではどうやってもキレイになりませんが、キレイすぎる画像はなんとでもできます。

イラストなどは手書きであってもスキャナーで読み取れますし、キレイにカメラで撮影したものをいただければよいです。いずれにしても全体のデザインや色のバランスを決めることになるのでこれは!という画像を用意してください。

文字原稿を用意する

実践!イラストレーター

アルバムタイトル、アーティスト名(正確な表記)、歌詞、作詞作曲、クレジット諸々、発売日、金額、品番、レーベル、URLやQRコード、メッセージなど既存のCDを参考にして必要そうなものを用意してください。

歌詞など細かい文言においてもすべてテキストデータでご用意ください。こちらで手書きの文字を読みながら手入力は一切いたしません。いただいた原稿をコピペするので校正時にしっかりチェックをお願いします。OKをいただいてから後で間違ってましたって言われてお責任は負えません。

特にスタッフのお名前なども要チェックです。

実践!イラストレーター

イラストレーターを用意する

adobeですね。今は使ってる方も多そうですが、遊びで自分で楽しむのと印刷会社に提出するものでは違うことが多いのでご注意を。

カラーモードをCMYKにする

ドキュメントのカラーモードをRGBのままにしている人もいますが、RGBは光で色を作る場合です。印刷物はインクで作るのでCMYKモードにしないとあとで色が変わってびっくりします。

画像解像度を350dpiにする

主に貼り込まれる画像のことですが、埋め込み画像の解像度を72dpiのままにしていると粗い画像になります。ドロップシャドウなどの効果も低解像度で仕上がってしまします。

最終的に文字をアウトラインにする

web上でいろいろな書体が転がってますが、パソコン上にその書体がインストールされていないと表示はできません。入稿先で書体が化ける前にアウトラインにしてください。

入稿データを揃える

貼り込んだ画像を埋め込めばよいですが、リンクしてある場合はその画像データも必要です。もちろんその画像データもRGBではなくCMYKにしておかなければいけません。

イラストレーターの設定などなど

イラストレーターの設定

ドキュメントのカラーモードはCMYKです。

ラスタライズ効果はこれぐらいです。

色の付け方はこんな感じでCMYKで指定すると印刷物に近づきます。

オペレーション上の注意

オペレーション上の注意

仕上がりサイズでトンボを入れます。このようにオブジェクトにしてください。必要ならば折りトンボもきっちり作ります。カラー指定はレジストレーションですよ。

塗り足し部分と仕上がり線がわかるようにガイドを入れると便利です。

文字アウトライン、リンク埋め込みにすると表示が変わります

CDジャケットの種類
10mmケース、紙ジャケット、デジトレイなどまずは予備知識です。
CDジャケットの作り方
CDを作るために必要な知識と注文するために知っておきたい事柄です。
CDジャケット制作の値段
ざっくりと大まかですが、相場感を知ることができます。
CDプレス、配信について
本格的なCDプレスや音源配信サービスの話しです。
ご利用されたミュージシャン
これまでにajito55をご利用頂いた方々です。
CDジャケット制作例
ほんの一部ですが、ご参考に。