作品と商品

貧乏くさいミュージシャンが音源やグッズを持って全国ツアーに回ってるよね。あれってお客さん入るのかね?オレが知ってる中じゃいくらも入ってないことしか知らないが…

ま、それはさておき、そういうミュージシャンも実はとっても歌も上手くて演奏もよくて、いい曲を歌ってます。そう、とても素晴らしい作品を作ってる。

素晴らしい作品を作ればどんどん売れてお金が入るのかというとそういうことはないよね。

作品は商品にならなければならないわけよ。商品は代金と引き換えにそれを相手に渡すことができる。モノだけに限らず時間だったりサービスだったりね、そういうことですよ。

キャラだって商品になるわけじゃん、その人がいたらお金払ってもいい、みたいなさ。

芸術に関わる人に限らずではあるんだけど、自分の能力や努力、時間、手間を誰かのために費やすときに、それは作品にとどまっているのか商品になっているのかを考えなきゃいけないよね。

お金じゃない、ただやりたいだけ、って人はそのままでいいよ。

たださ、作品を商品に変える作業が一番めんどくさくて大変だったりするわけよ。誰かが作った歌をレコード会社みたいなとこが流通させて多くの人の手元に届けるってのもそうだし、誰かが書いた絵をやっぱり特徴や良さを伝えてマーケットに流すことだったり、ちょっとした手書きのイラストでもデータに置き換えてwebなんかに上げてそれを実際の印刷物等々に変換していくこともそう。

そういうプロデュース的?マネージメント的?なことができないと単に個人的に楽しんでるだけねってなっちゃうわけよ。

そのへんはさ、アーティスト自身がもうちょっと慣れたほうがいいのかなって思う部分ね。ま、天才的な稀有な存在になりうるぐらいの人にはまた別の話かもしれんけど。

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