CDジャケットを作るには?

昨今じゃアマチュアバンドでもPCを使ったDAWやらでレコーディングしては、CD-Rに焼いて売ったりバラ撒いたりするのは普通です。結構プロ並とは言わなくても音質はかなり高いですよね。

100枚、200枚と配るのに(もしくは売る)のに自宅でセッティングするわけです。まずワードや何かしらのソフトを使い、サイズなど大きさを決めてインクジェットプリンターで一枚ずつプリントします。ときどきは紙詰まりしたり、インク交換したり…なかなか大変な作業になります。そのあとサイズに合わせてカットしたり、二つに折ったり…最終的には労力と時間がかかったわりに???な感じのジャケットになってしまい、せっかく中身がいいのに外観がイマイチってことになっては大損です。

そういった手間と時間を考えた場合、思い切ってジャケットだけでもプロのデザイナーにまかせて、ちゃんと印刷してしまおう、というバンドさんは増えております。
ところが気になるのはお値段のほうでして、プロの手が加わるとなると非常に高くなると思われてしまいます。とはいうものの、アジト55ならばそれほどのこともありません、いや むしろお手頃価格かもしれませんね。
自分自身のバンド活動をしていることもあり、バンド関係のつきあいはたくさんありますからね。そのへんの事情はわりとよくわかっております。
ですので、できるだけ安く、かっちょいいCDジャケットができるように努力してる次第であります。

CDジャケット制作、デザイン、CDプレス

CDジャケットと言っても音楽のジャンルはいくらでもあるし、あこがれのカッチョイイプロのバンドのジャケットなど、目指したいところはいくらでもございますね。しかし、そこまで予算のないアマチュアバンドの場合、そうもいかないですよね。

ということで、自分の作りたいCDジャケットがいくらくらいになるか考えてみましょう。

    1)何ページにする?
    2) カラー?モノクロ?
    3) 何部作る?
    4) 今回はCDプレスして大量に流通させる

すくなくともこの上からの3点は抑えないといけません。同じようなデザインになったとしても、印刷・加工にかかる金額がどんどん変わっていきますよ。
またインディーズレーベルさんなどではCDプレスで流通もあります。


1)について
一番多いカタチは二つ折りの4ページです。単純に1枚の紙に両面印刷してまんなかで半分に折ると、CDジャケットのできあがりです。この場合だと加工にかかるのは折り加工だけでお得です。頑張って自分で折ることもできますが、紙が厚くなるとちょっと難しいです。
二つに折った紙を重ねてホッチキスで止めていくと8ページ、12ページとなっていきますが、製本加工になっていくので加工料金はより高くなることになります。

2)について
カラーは高くてモノクロは安いです。両面カラーにしなくても歌詞の面はモノクロにしたりすることが多いです。パンク系なんかだと両面モノクロです。モノクロといっても白黒だけでなく、グレーも含みますから写真なんかも普通に使えます。ま、ほとんどが表がカラーで裏がモノクロですけどね。

3)について
印刷は一度にたくさん刷ったほうが安いです。少部数だと1部あたりの単価が高くなります。つまり100部のところを200部刷っても金額は2倍にならないということです。でも1回目に100部印刷して、足りなくなったから後日もう100部印刷すると印刷代は2倍になります。できれば始めに多めに見越して印刷したほうが賢いです。

4)について
ある程度の規模のアーティストやいくつかのアーティストを抱えているレーベルなどの場合です。500枚〜1000枚、2000枚などをリリースする場合です。この場合、プレスまでのすべてを請け負うことも可能ですが、多くはジャケットまわりのデータ一通りをこちらで制作し、アーティストご自身でプレス業者さんでプレスというパターンです。
いろいろなプレス業者がありますので、そちらのテンプレートに従って問題ないデータを制作することが可能です。 ※プレス業者によってテンプレートや制限が違いますのでどこの業者を使うのか最初にお伝え下さい。また制作途中でプレス業者を変更すると根本からデータ作り直しの場合もありますのでその際は別途追加代金をご請求致します。

じゃデザインのことなんですが、これはもう全部のバンドがそれぞれの好みですから、これが素敵っていうのはないです。

なので注文されるときの打ち合わせのときに「こんな感じがいいなぁ~」っていうサンプルを持ってきていただくとイメージが伝わりやすいです。別にCDジャケットに関わらず、どっかのバンドのフライヤーとか、雑誌の切り抜きとか、なんでも結構です。具体的なサンプルがあるほうがお互い話を進めやすいことと思います。

またメンバーがいる場合、一人一人好みや方向性が違うことが多く、みんなの意見を聞くとバラバラになってしまうので事前にしっかりとメンバー間で打ち合わせ・擦り合わせをしてもらうことが重要ですね。まぁこれを機にメンバー間で理想像の認識を共有することができますのでじっくり話し合いをしてきて下さい。

しかしながら最近ではロック系バンドに限らず、クラシックだとかラテンだとか和楽器とかプロだとか、様々です。私自身の基本姿勢はパンキッシュではあるんですが、お仕事に関してはオールジャンル、お客様の好みに合わせて制作いたしております。

またなるべく安く仕上げたいのならイラストやら写真は自分たちで用意できるものはしたほうがいいです。こちらでもイラスト書いたり、モデル撮影もできますけど値段も上がってしまいます。あといろいろなパターンが見たいとか色をあれこれ変更したいってのも頻度によって時間がかかるぶん料金がかかることになります。自分たちのイメージはしっかり決めましょう

あれこれ迷って、思いつきでこちらにいろいろ指示を出されて何度も修正や変更を繰り返しますと作業時間が非常に増えてしまい、それにともなって追加料金が必要ということになります。

何かを表現するのがアーティストですし、それを聴衆に伝えなければいけません。まずデザイナーにバンドの意図するものが伝えられない程度なら、一般聴衆にはさらに何も伝わらないかもしれないですよ。

一応ここにも書いておきますが…紙に手書きでいろいろ絵を描いたりしてきてくれて「デザインはしてきたのでデザイン代を値引きしてください」ってのはちょっと厳しいです。あとワードやエクセルで作ってあって「データ製作代を値引きしてください」ってのも難しいです。なぜかというと、それらのことによって当方の作業や手間が少なくなることがあまりないからです。いずれにしてもゼロからデータを制作し直すことになりますので、あまり値引きの対象にはならないことがほとんどです。

すぐに印刷に回せるデータとか、あとちょっと手を加えるだけのデータなら手間に応じて料金を安くすることは可能です。いずれにせよできrだけ安くできるようにがんばって制作しております。


最後に…バンドのグッズを製作していて、たまにあるのが「途中までは作ってもらったけど、バンドが解散しちゃって、もういらなくなった」ってパターンです。で、そうなると、これがまた突然音信不通になってしまうわけです。

しかし、こちらはもう何時間もかけてアレコレ考え作業をしているわけですから、そんな理由で放っておかれては困るわけです。そういう場合はきちんと申し出ていただいて、その時点での作業時間を計算して作業に見合った代金をお支払いいただきます

例え最終的な印刷物としてカタチに残らなかったとしても、こちらの費やした時間は戻ってきません。ご了承とご理解を宜しくお願いいたします。

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