印刷の色いろ

仕事に関する考察

地味にこのブログ読んで、なんとなく勉強になる方がいるんでしょうか?

別に勉強してほしいわけでもないんですが、フライヤーでもCDジャケットでもボクに注文されるときにちょっとでも話が合うとおもしろいな、と思って書いてます。

中途半端にフライヤーの作り方みたいなのを見てると出てきますね、CMYK。

シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのことです、ま、インクの4色です。フルカラー印刷とか言ってますが4つのインクしか使ってません。なんでこれでフルカラーになるのか不思議ですね、ええ。どうやってこの4つのインクで緑や紫や虹色のグラデーションになるか、はそのうち書きます。

イラストレーターやフォトショップを触る人には馴染みがありますが、もう一つ、よくある色の種類でRGBってのがあります。CMYKはインクでしたが、このRGBは光です。3つの色の光でフルカラーを作ります。まぁ、簡単な感じで言うとテレビとかがそうですね、テレビの中にインクが入ってるわけじゃないですから、光を当てて色を作ります。

っつーことはですね、例えばイラストレーターを使って色をつけたときにRGBモードにしてあると、それを印刷するときに「おいおい、紙に印刷するのに光で色をつけろってよ、できるかよ、そんなの」となります。

そしてこれが重要なのですがRGBで表現できる色の範囲はインクのそれに比べるとずっと大きいです、言い換えるとRGBでつけた色はそのままCMYKで表現しきれないです。光とインクなんでね。

RGBが60色入りクーピーペンシルだとするとCMYKは12色入りクーピーペンシルみたいなね、ちょっと例えが変だけど。

何が言いたいかと言うとRGBで指定しておいて、出来上がった印刷物の色が違う、っていうクレームは、指定したほうが無知なんだよ、と言うことですね。

ちょっと前には、そんなデザイナーがゴロゴロのさばってましたけどね…。

データ作成ってのは難しいわけじゃないけど、ある程度は知識がいりますね、って話です。