フライヤー、チラシの作り方〜フライヤーを作ろうと思ったときに決めていくことを考えましょう。


1)について
これはもう名刺サイズ(55×91ミリ)から、A4(210×297ミリ)やらB4(257×364ミリ)やらいくらでもあります。
お店に置いてもらう場合、大きすぎるといやがられことがあるのでポストカードサイズ(100×148ミリ)が順当かもしれません。新聞に折り込む場合だとやっぱりB5,A4,B4くらいになります。
実際に知り合いに渡すための名刺サイズのフライヤーってのもよくあります。ショップカードほど紙を厚くする必要もなく気軽に使えます。
今のところ一番よく出るのがポストカードサイズのようです。

2)について
もちろんカラーは高くてモノクロは安いです。両面印刷、片面印刷ってのもあります。
サイズを小さくしてカラーにするってのもありますし、フライヤーに載せる内容量(ヴォリューム)との相談になると思います。
最終的にチラシをご覧になったお客様に対して効果が上がることが重要なわけですからキレイに見やすくできるとよいですね。
なかには金ぴかにしたいとか、蛍光色を使いたいって方もいらっしゃいますが、もちろん可能です、ただし高いです。特別仕様ですからね。
でも部数が多いとか、予算があるとか、様々な要因で金額を馴らすことができればそれほど高額でもなくなるかもしれないので、一度ご検討されてもよいかも。

3)について
これはそのフライヤーの使い道によります。
手で配るのなら1,000~3,000部くらいかもしれないですし、ポスティングならばチラシを撒く人員数、範囲でどれだけでも変わりますし、新聞に折り込むなら1万,2万は当たり前かもしれません。
紙のサイズとも関係が深いところなのでよく打ち合わせた方がいいところです。
もちろん大部数のほうが単価は全然安いです。同じものをたくさん増やすのが印刷です。最初にハンコを作ってどんどん増やすイメージです。
なのでまずデザインしてデータ作ってハンコつくるまでの経費がありますので、それは10枚印刷しようが1000枚印刷しようが変わらないです。
そのへんをご理解いただいて部数も決めていけるといいかなーと思います。

4)について
ペラペラの紙の広告などは大体新聞折り込みみたいな大部数に使うことが多いです。
で、ポストカードくらいのものだともっと厚い紙に刷ることが多いです。じゃないと手で持って歩いて配るのにペラペラだとつかみにくい、っていうことがあるかもしれません。
もしくは厚紙に片面にカラー印刷してもう片面には住所を書いてDMにするっていう使い方もありますので、使い道によりけりですね、やっぱり。
もちろん紙が厚い方が高くなりますが、厚みにプラスしてたくさん流通している紙(印刷屋さんに在庫が多いとか)が安くなりやすい傾向にあると思います。

5)について
チラシというより、ちょっとした案内にも使いたいってなると三つ折りになったものがございます。
当然折った分小さくなるので配りやすいとか、持ち運びやすいというようなメリットがあります。また内容を分割してまとめて見やすくできるという方法もありますね。
そのような三つ折りですが、たまに自分で折るぞって方もいらっしゃいます。
二つ折りはまだしも三つ折りはかなり難しいと思いますし、キレイに折ることはとても重労働ですね。
さらに紙が厚くなると変な風に折れたときに筋目が入ってしまい、再起不能になります。
折り加工代は部数にもよるけど数千円ぐらいからの追加料金になると思いますが、3000枚を三つ折りするのにかかる労力と時間を考えたら、自力での作業はオススメできないです。
他にも表面にPP(フィルムみたいの)を貼ってテカテカにしたり、ラミネートしたり、畜光塗料を使ったり、エンボス加工で浮きださせたり…あとはご予算との兼ね合いでいろいろな加工ができます。

デザインに関しては、何を訴えたいかが明確なほど宣伝効果が上がると思います。目立たせたいものはキッチリ目立たせることが重要です。

よくあるのが、これも大事、あれも大事、それも大事となってしまって、結局全部を大きく表示させたらメリハリがなくなって全部目立たなくなっちゃったって例です。

これは非常によくある笑えない話です。いかにポイントが絞れていないか、ということになります。それではチラシを受け取った方も、一体どれが自分にとって有益な情報なのか、判断しかねてしまいますよね。

高級なイメージなのか、チープなイメージなのか、ポップ、シンプル、ハード、やわらかい…いろいろな要因がチラシひとつ作るのにも必要ですので、発信元と制作再度での十分な擦り合わせが大事なところですね。

そしてカラーじゃなければ意味がない広告物ならカラー印刷にしなければいけないし、カラーじゃなくてもいい上で、予算も少ないのならばモノクロ印刷にするという手段もあります。

いずれにしても見やすく、いい印刷物ができることを共に考えていきましょう。

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