CDジャケットのページ数

CDジャケット作成,デザイン,印刷 CDジャケット制作

CDジャケットを作成するといった場合、何をどれだけ掲載したいかってことが重要ですよね。
もちろん表紙のビジュアルデザインが最も重要であるとしても全体として載せたい内容が何なのか?ってことです。表紙はまぁいいや、アルバムタイトル、アーティスト名くらいですわ、どっちにしても。
バックインレイ(プラケースをはずして中にはめ込むやつね、CD盤を入れてる裏側?下側?です)については背表紙もありますから、ここにタイトルと名前、メインの場所は曲名やクレジット(事務所名やサポート者とか)だったり、リリース日、価格、品番、注意書き、CDマーク、JASRAC番号なんかが入ります。このバックインレイの裏側(CD盤をケースから出したときに見えるとこ)もあります。これはプラケースを透明にした場合、CD盤を取り出すと見えますね。ここにはみんな写真を入れたり本編で入りきらなかった方々のお名前を入れたり工夫されてます。いずれにしてもすぐには見られないとこなんであんまり重要な情報は入れないですね。
でもって本編のCDジャケットです。こちらにはいろいろなパターンがあって1枚ペラの正方形で表裏のみってものがあります。まぁあんまり一般的なアルバムのときはやらないですね。サンプルやばらまき用のCDだとコストを抑えるために最小限の仕様にすることはよくあります。
大体多いのが1枚ペラなんだけど横長の長方形で二つに折った状態でケースに封入するパターンです。これ1枚ペラなんだけどページ数は4ページになるのでご注意を。前述の正方形の1枚ペラはオモテとウラの2ページですからね。で、この4ページの場合は折った内側2ページを使ってここに歌詞を入れたりします。一例ですが、1ページ目の表紙は写真、2〜3ページ目の内側2ページを歌詞、4ページ目の表紙の裏になるところにメンバー紹介やレコーディングスタジオ、エンジニアなどのクレジット、みたいなのがよくあります。
しかしながらこの場合は曲数が2〜4曲程度の場合ですね、なぜかというと歌詞がそれぐらいしか載らないからですね。歌詞が長い、文字が多い、とかだと収まりきらないことがあります。ラップとか入ってるとよくそうなります。で、そういう場合はどうするかというと別途歌詞カードを作って一緒に封入になりますね。これは大きな紙を四つに折ったりしたものを使うことが多いです。もちろん別の用紙で別のデータで別の印刷になって行程が増えるので増額になることは否めません。
次に8ページにする場合ですね、これは結構歌詞は載せられます、しかもページが余ったらそこにアーティスト写真やイメージを入れたりできる贅沢なものが出来上がります。8ページは中綴じといって2枚の長方形を重ねて真ん中をホッチキスで綴じる冊子の状態になります。ま、結構高いとは思うけど。
これの亜流として12ページもありますよ、たっぷり誌面がありますから長い歌詞でも写真集みたいにしてもいろいろ内容を増やせますね。一応言っておくと10ページの冊子はありません。1枚の紙で4ページを作って、それを重ねて綴じていくので基本的に冊子になると4の倍数のページ数になるからです。それと冊子にするのはいいんですが、ページ数が増えてくると紙を薄くしていきます。プラケースに入るための厚みが決まってますからね、はりきって16ページを厚い紙で、とかにしちゃってもケースに入らなくなります。そのあたりはボクのせいじゃないのでアレですが知っておいたらいいような気がします。
ちなみに長ーい紙を三つに折って6ページはできますよ。1枚のペラの紙ですが2回折りたたんで正方形にします。8ページの冊子にするにはちょっとな、くらいのときの折衷案としていかがでしょうか。
実際のところ自分のCDが何ページになるのかわからないこともあるかと思うので、一通り載せたい内容が決まってきたら相談されるとよいと思います。文字の大きさを小さくすれば収まることもあるし、小さすぎて読めなくなることもあるし、バックインレイの内側を駆使して収めちゃうこともあるし、帯を使うこともできます。
実際自分でCDを作ろうと思ったら外に出回ってるCDジャケットを参考にすることをおすすめします。自分の希望するタイプと同じ仕様のものをよく見てみるといろいろな工夫がされているかもしれません。
あ、そのときにデジパックやマキシシングルのときもあるかもしれないけど、それはそれで別途問い合わせて欲しいですね。メジャーアルバムと同じようにできるとは思いますが、結構制約も多いですからじっくり考え直しながら作らなきゃならないんで。
その他にも人気なのが紙ジャケットですね。シングルとかダブルとかありますし…まぁそのへんはまたいずれ。

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